「音」 に敏感なわけではないのですが、朝の4時まで起きていたのに8時に目が覚めてしまいました。
今日はスタジオに入る前にジムに行こうと気合いを入れていたのでそのせいかも。
朝が大好き。
特にお天気がいいとワクワクしてしまいます。
いつものモーニング・ルーティーンの後、ジムに向かいました。
包丁研ぎおじさんとお豆腐おじさん
おっ!
久しぶりにあの音が。
Afilaor* (アフィラオール) 包丁を研ぐおじさんです。
*正しくはAfilador (アフィラドール)でもアンダルシア 弁はアフィラオール!
笛で独自の音を出しながら石畳の道を歩いていきます。
研ぎ道具が付いているオートバイを押しながら。
「この間のお金払うよ〜」と包丁研ぎのおじさんを追いかけてきたお客さん。小さい街だからある瞬間。
この笛を聞くたびに小さいときのお豆腐屋さんを思い出します。
ラッパを吹きながら、お豆腐や油揚げなどを売りに来ていました。
白くて長い前掛けと白い長靴姿でカートを引いて、長い坂を登って。
セビージャで包丁おじさんの笛をきくと美味しいお豆腐が食べたくなるのはきっとわたしだけでしょう(笑)
ガスボンベと焼き芋
ここ数日は街を歩くとコロナ前のような活気を感じます。
コロナの感染者が減ったのでみんなが少しリラックスしたのでしょうか?
それとも気候のせい?
カフェやバルから聞こえてくる食器のカチャカチャする音やみんなの話し声も、いつもにも増して元気がある感じ。
セビージャ、アンダルシアの音が少しずつ戻ってきました!
マカレナ地区の教会の鐘も元気よく鳴ります。
他にもセビージャでは独特の 「音」 があります。Butano (ブタノ) ガスボンベを定期的に売りにくるおじさんたちの「歌」。
いま住んでいるピソ(アパート)は温水器もIHコンロも電気。
でも、まだまだガスボンベを使っているピソはいっぱいあります。
もちろん同じ建物に住んでいるご近所さんにも、ブタノを使っている人はいます。
私たちも前に住んでいたピソではブタノを使っていました。
ブタノ売りのおじさんたちは大きい太い声で
「ブぅ〜タぁあぁ〜ノぉぉぉ〜」
と歌いながら、売りに来たことをみんなに知らせます。
ブタノの歌は習うものではなくて、きっと聞いて覚えるもの。
皆さん歌い方が一人ずつ微妙に違います。
フラメンコ系の歌い方のおじさんもいます(笑)
この瞬間にもまた小さい時の思い出が浮かんできました。
「い〜しやぁぁ〜きいもぉぉ〜。焼〜きたてっ!」
わたしが小さいときに住んでいた町によく来ていた焼き芋屋さん。
あの歌は今でも耳に残っています。
あのいい匂いも忘れられない!🤤
来るたびにおやつ大好きムチムチ子供は「買って〜」とおねだり。
何個食べても足りない感じでした。
結構いいお値段だったと思います。
「さくら」でしたっけ?
宣伝用にタダで焼き芋をもらって、トラックの周りでおいしそうに食べる人のこと。
憧れてました(笑)
よく母が、
と言ってましたが、
本当だったのか。
あの人たちは食べるふりをしているだけ、食べすぎるとお腹が痛くなるよ…と、
いも大好き娘をなだめるために言ったのか。
(将来は「さくら!」と本気で思ったことあり 笑)
今でも謎です。
今度オババに聞いてみよう。
焼き立て石焼き芋で頭いっぱいのままジムにつきました。
やばい😅
でも頑張る。
そしてワークアウトの後にやっと朝ごはんです。
今日はカフェ・コン・レチェとフルーツ。
バナナ&100%ピーナッツバターのコンビ大好き。
朝ジムいいです!
もっとエネルギーが出る感じ。
さあ、今度はスタジオへ。
「音」でわかるセビージャらしさ
モチベーションとテンション上がったままスタジオに向かう途中、またセビージャ らしい音が聞こえてきました。
誰かが練習しているフラメンコ・ギター。
遠くから聞こえるセマナ・サンタのタンボール(太鼓)。
残念ながら、今年も街中を巡り歩くセマナ・サンタのプロセシオン(聖週間のための宗教行進)はないです。
でも、この季節には欠かせない音。
スタジオに着いたら隣のスタジオから、カスタネットを練習している音も聞こえてきました。
セビージャながらの 「音」 。
最後は鳥たちの元気な鳴き声。
鳥たちが枝から枝へと飛び交う、スタジオの上を覆う桃の木にも花が咲きました。おばあちゃんがわたしが生まれたときに植えてくれた桃の木を思い出します。
春、真っ盛りです。
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