お久しぶりです。サボりにサボって2025年になってしまいました。そして1月ももう半ばに近づいています… めげずに今日はセビージャの郊外 Los Palacios ロス・パラシオと言う街のトマトについてのお話をします✨
セビージャから車で30分ほどのロス・パラシオ。毎年恒例の Algeciras アルへシーラスでのフラメンコの年末フィエスタに行く道中に寄り道しました。マリード君と私は車を持っていないので、通常セビージャからアルへシーラスに行く時はほとんどバスです。でもこのフィエスタにはよくティト・アンへローテと彼の甥っ子カルロスが行くのに便乗します。今回もお世話になりました🙌🏼
ロス・パラシオで待ち合わせ
ロス・パラシオでの待ち合わせは、Moron de la Fronteraからこのフィエスタに初参加する友人たちと落ち合うため。今のモロンのギターを代表する一人のイグナシオさん、ハスキーな声で素敵な歌を唄うへスースさん、プロではないけれど、独自な歌と踊りで楽しいディエゴさんの三人。モロンからだと45分かかるロス・パラシオは遠回りになるけど、そこからハイウェイに乗れるのでちょうど良い場所だったというわけです。
ハイウェイを降りたところにすぐあるコープのお店の Tomate Frito トマテ フリト (トマトソース) がおいしいとアンヘローテさんが教えてくれました。彼はオリーブの缶詰やジャムなどの瓶詰めを製造する会社をされているので、間違いはないはず〜と、私も一緒に行くことに。野菜や果物なども売っている大きな寒〜い倉庫を見渡しておばちゃんに聞いたら、お目当てのトマテ フリトはレジのすぐ横にありました。恐縮ながら、アンヘローテさんが Pisto ピストとトマテ フリトの瓶詰めを計三つ買ってくださいました。ご馳走様です🙇🏻♀️
ロス・パラシオは巨大トマトで有名。身がぎっしりして、甘くて味も濃い!でもソースも売っていたなんて✨
さあ、何を作りましょうか?
思い出の味
なんだかんだと二週間くらい経った今。やっと昨日ミートソースを作ってみました。一口食べたらなんと、幼少時の思い出がうわ〜っと湧き上がり…どこかで食べたことがある味です。あ、そういえば… むかーし、むかーし、おばばがよく入院していた病院のそばの喫茶店でした。
この味、この味。懐かしい〜!クリーム色のスパゲッティーの上に茶色に近い赤いソースがもったりのっていましたね。甘みが強く、深みもあって酸味がほとんどない、よ〜く煮つめたようなソースでした。8歳から12歳の間、この病院に入院するたびに何ヶ月も家に戻って来れなかった母に面会に行くたびに色々悲しかったけど… このスパゲッティーに癒されたものです 🥲
この砂糖が入っていない方はどんな味でしょう。これもスパゲッティーのミートソースにするかな? Lentejas レンテハ (レンズ豆)を作るかな? 楽しみです。
追記:サボっていたといっても、2024年はアメリカに3回、日本に2回、イタリアに1回、行きました。というのも、うちの子ちゃんが結婚しまして✨ 式をイタリアであげ、アメリカでも何度もパーチーがあり、お母さんは大変だったのです😅 そして、「結婚式大貧乏」にならないよう新しい副業も始め、本業のフラメンコなどでもバタバタしておりました。でも言い訳は、ここまで。とりあえずお許しくださいと言うことで、今年もまたよろしくお願いします!