パソのないセマナサンタ とセラニート

昨日は Domingo de Ramos(ドミンゴ・デ・ラモス)等別な日曜日。でも パソのないセマナサンタ の始まりです。

Semana Santa(セマナサンタ)聖週間 の第1日目。

通常のセマナサンタであれば、みんなおしゃれをして街に繰り出していく日。

カトリック宗教の行事ですが、宗教心の濃い人も薄い人もみ〜んなひっくるめて街中がお祭り騒ぎになる時です。

通常セマナサンタには、海外からも多くの人が訪れます。

特にここセビージャのは、一番大きくて、世界的に有名なセマナサンタです。

ただ昨年に引き続き、今年もコロナの影響あり!(怒)

街中を練り歩くProcesión (プロセシオン) 宗教行進がありません。

パソってなあに?

ナサレノの形をしたキャンディー。私はアメリカ南部生活が長かったのではじめ見慣れるのに時間がかかりました 😅

この宗教行進の先頭をいくイエス・キリストの像や聖母の像を祀ったおみこしの大きい版。

これを親しみを込めてシンプルにPaso(パソ)と呼びます。

セマナサンタではやっぱりパソを見るのが1番の楽しみ。

みんな自分たちの好きなパソを見ようとセビージャの街を歩き回ります。

もちろん宗教心の高い人はパソを拝みに行くのです。

一つずつの教会につき、パソには2種類あります。

先頭をいく Jesucristo (ヘスークリスト) イエス・キリスト 像のパソ。

その後を追う Virgen(ビルヘン)聖母 の像のパソ。

costaleros (コスタレロス )さん達がかつぎ、行進していきます。

その後を

nazarenos (ナサレノス )

penitentes (ペニテンテス )

の順で一つずつのパソの後についていきます。

この順番で何百人、何千人の人たちが行進をしていきます。

それも教会ごとに違うキリスト像と聖母の像があり、みんなユニークです。

パソのないセマナサンタ

犬も教会にキリスト像や聖母の像を見にきたのかな?

今年はパソの代わりに教会に直接行ってキリストの像や聖母の像を拝みに行きます。

昨年のこの時期は外出禁止令が出ていました。

そうのうえ、全ての行事がキャンセルだったので今年はマシな方。

23時まで外出が許可されています。

そしてさすがアンダルシア、セビージャ。

教会よりも人気で、賑わうのがバルです。

宗教の行事ですがバルは人でいっぱいになります 😅

これはいつもと変わらず(笑)

でも今年はすべて閉店時間 22:30。

皆さん良い子にシンデレラ・タイムまでにご帰宅です。

喧嘩のもと

パソが繰り出す時は朝まで街中が賑わいます。

私たちも普通はドミンゴ・デ・ラモスや Madurugada (マドゥルガダ)木曜夜中〜金曜早朝にかけて は朝まで必ず粘ります。

フラメンコのフィエスタになって、次の日に流れることもあります。

やっぱり私たちの間ではセマナサンタでもフラメンコのフィエスタになることが多いです。この写真は2018年の様子。

タフでないとセマナサンタを100%楽しめません(笑)

マリードくんは宗教には無関心ですが、セマナサンタは大好き。

コスタレロの運ぶ、キリスト像の彫刻の動き。

インセンソ(お香)の匂い。

バンドが奏でるセマナサンタの音楽。

みんなに見守られるキリスト像の動き。

サエタ(歌)をキリスト像に捧げるために止まる時間。

あの一瞬の静けさが好きだそう。

うーん、私もやっぱり感動します。

ある年、アメリカと日本へのツアー予定を立て続けてセマナサンタの週に組んだら、

マリードくん
俺はセビージャ出身なんだぞ〜! セマナサンタ大好きなんだ〜! なに考えてるんだ〜!
わたくし
セビージャ出身でセマナサンタ嫌いでプラジャ(海)に行く人もいっぱいいるじゃん! 仕事なんだからしょうがないでしょ!

と大喧嘩になりました (今だから話そうシリーズ 笑)

結局あの年は私が勝ち、北海道の雪の中で Domingo de Ramos を迎えたのは忘れられません。

でもそれ以来は絶対セマナサンタ期間にツアーを組まないことにしています。

ということで 最後はマリードくんの永久勝利です。

彼の情熱に負けました 😆

今年のドミンゴ・デ・ラモス

今年はマリードくんにお仕事が2つ入ったので、せっかくのドミンゴ・デ・ラモスもお預けでした。

パソがないからまだ諦めがつきます。

1つ目はセビージャで、お昼からライブの生中継。

2つ目はモロン・デ・ラ・フロンテラで、録音やビデオ撮影のためのリハーサル。

モロンはセビージャから車で約一時間の街。

帰ってきたら22時になってしまいました。

バルは22:30で閉まるのでギリギリセーフで夜ごはんを!

こういう時はこれ。

Serranito (セラニート)肉の薄切り、ハモン、揚げピーマン、トマトなどを挟んだ大きめの Bocadillo (ボカディージョ)バゲットスタイルのサンドイッチです。

特にこのお店は名前の通りセラニートで有名。

Mesones del Serranito (セビージャにいくつかお店があります)

「セラニートはスペイン南部のハンバーガ〜」みたいに宣伝してるお店です(笑)

ここのお店では薄焼き卵焼きも入っていました。

最初はおしゃれにハムが上に乗せてあり、揚げピーマンも可愛く丸い。でも最後はぜんぶ突っ込んで挟んで食べます 😆

15分で完食!

この日、普通だったら色々なパソを見るために、人混みをくぐってダッシュで街中を歩きます。

今年は23時におうちに帰るためにダッシュです。

これも年月が経てば、

あのドミンゴ・デ・ラモス覚えてる?

パソなかったね。

セラニート食べて終わったね。

と話す日が来ることでしょう。

 

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