お昼にワイン のある暮らし

今日はお昼ごはんにアヒル肉(ダックミート)を焼いて お昼にワイン のある暮らしを満喫します!

ダックミートってあまり食べませんが、私は大好きです。

中華かフランス料理を食べに行くと食べたくなります。

ふつう自分で調理したり、それを求めてわざわざ買いに行ったりはしませんが、たまたま珍しく売っていたので試してみることにしました。

ダックミートといえば、私は赤ワインと合わせるのが大好きです。

そして実は、 お昼にワイン のある暮らしを目指しています。

Photo source: www.mundobebida.com

私のお気に入り

私のスペインでのお気に入りワインは熟成期間で決まることが多いです。

規程は以下の通り。

私のようなワイン一般人が知っておくと役立つ、大まかな情報です。

(ありがとう、Google!)

スペインワインの熟成期間の規定
Jovenホーベン樽での熟成が1年以下。または樽熟成せずボトルしたもの
Crianzaクリアンサ最低24ヶ月の熟成・そのうち6ヶ月は樽熟成のもの
Reservaレゼルバ最低36ヶ月の熟成・そのうち12ヶ月は樽熟成のもの
Gran Reservaグラン・レゼルバ最低5年の熟成・そのうち3年は樽熟成のもの

通常、熟成期間がいちばん長いグラン・レゼルバがいちばん好きです。

その場合、選ぶときに産地にはこだわりません。

産地で選ぶとすると Ribera de Duero(リベラ・デル・ドゥエロ)がお気に入り。

こちらもうちで飲むハウスワインの一つです。

スペインのワインといえばもちろんRioja(リオハ)が断然のいちばん人気で、有名ですね。

リベラはマドリッドの北のCastilla y Mancha(カスティージャ・イ・レオン州)にあるワインの生産地。

ドゥエロ川に沿った土地のブドウから作られています。

地理的にはリオハの方がもうちょっと北。

でも、いってみればお隣さんです。

リオハも好きなのですが、よく飲むのはやっぱりリベラ。

私にとってリベラの方がリオハよりも軽く、色々な料理にあって飲みやすいです。

タニン(渋さ・苦味)が少なめで軽い感じ。

といっても私はワイン専門家ではないので個人的な意見です。

ただ、昔から自分の舌で美味しい・美味しくないを決めることにしています。

高いから美味しい。安いからまずい、の考えはなし。

自分が決める

ワインというと、「ちょっと特別な時に飲む」ような傾向がありますね。

もちろんお高いワインは素晴らしいものもあります。

(これまでありがたいことに何度か凄ものを飲ませてもらう機会はありましたが、それでも自分の舌が納得しないとブレません。笑)

でも値段だけが高くてそれに見合わないものもたくさんあります。

見合わないというか、マーケティングや輸入コストなどで値段が釣り上がっているものがいっぱいあるのです。

ある時、アメリカでヨーロッパのワインがすごい値段で売られているのに気づき、学んだことです。

こんなに払うんだったらそのお金貯めて現地に行っちゃったほうがいいよ〜とよく思っていました。

イタリアやフランスではワインは食卓に欠かせないところがあり、水のように飲みますね。

ラベルのついていない美味しいワインもいっぱいあります。

その多くがお安く飲みやすく、色々な食事にあうものです。

美味しいだけではなく、会話もすすむ。

なんて素敵な飲み物!

お高いのを買って、ずーっと持っていて開けられないでいる人はいませんか?

もちろん私もそうしたこともあります。

スペシャルな時を待って開けようと想うあの心のトキメキは、なににも変えられません。

でも、毎日をスペシャルに感じるのも素晴らしいことです。

価値は自分で決めるもの。

私は後者を選びます。

毎日がスペシャル! お昼にワイン 

私は今は99%くらいダンサーとして暮らしていますが、実はグラフィック・デザイナーでもあります。

アメリカで会社出勤していた若かりし頃(笑)。

ある日、フォトシュートの仕事で写真家の方のスタジオに出向いたときのことです。

そのスタジオの前に廃車置き場みたいなところがありました。

でもよく聞いたら車を修理する場所とのこと。(失礼しました!)

あるフランス人のおじさんがオーナー兼、修理工。

お昼の時間になり、みんなでスタジオを出てランチに行くところ、おじさんが外のベンチテーブルに何かを用意しているのが見えました。

ジェフさん(写真家)はこの隣人に挨拶に行こうといい、みんなで足を向けました。

すると、おじさんは何種類ものチーズ、ブドウなどの果物、焼き立てのバゲットなどをテーブルに広げてちょうど赤ワインを開けているところでした。

外は快晴。

ワインおじさん
どうぞ、どうぞ。よかったら座らないかい?

今これ開けたから。ちょっと待ったら美味しくなるぞ。

大ショック!

この廃車置き場みたいな車修理場の時間はほかよりもゆっくり動いていました。

この場所にずーっといて、冬の日中の暖かい光の中でこのおじさんとワインを飲み、楽しい会話をつづけたいと思いました。この光景は今でも頭に焼きついています。

デザイナーの仕事は大好きです。

勤めていた会社も社長を含めてみんないい人で、他の仕事から比べたら自由もあるし、楽しいこともいっぱいありました。

ただ、あの日々を思い返すと戻りたくはないです(笑)。

朝起きて、ダッシュで用意。

子供を保育園に送り、渋滞を乗り切る。

朝9時にオフィス出勤。

デスクでお昼ごはんを食べる時もあり。

がむしゃらに働き、夕方6時くらいにまた渋滞にもまれ、

子供のお迎え。

家のことを済ませてノックアウト…

次の日それの繰り返し。

日本のサラリーマンさん頑張ってるからこんなことで文句言えないよ〜。

電車通勤じゃないし〜、といつも思っていましたが、自分がどんなに競走馬化していたことか。

このおじさんとの出会いで瞬間的にわかりました。

その時、いつかこのおじさんのように生きようと密かに決心しました。

それからです。

”お昼にワインのある暮らし” は私にとって、自由で時間と心にゆとりある生活の象徴。

だからワインはいつでも好きな時に飲みます。

ランチでも夕方でも、シンプルで美味しいものとも。

時間をかけて作ったごはんの時も。

少しでも心と時間の余裕を持って止まってみる。

どんなに忙しくても、一瞬でもいいから自分の時間を作る。

そうするといつもより時間がゆっくり流れ出します。

毎日がスペシャルになるのは自分次第。

はい!できました〜

それではいただきます

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