語学学校などではほとんど学ばないと思われますが、こういう表現がスラっと会話に出てくると、よりネイティブに近づきます!
スペイン人の友達や仕事の同僚からも、「そんなのよく知ってるね。面白いやつだなー👏🏼👏🏼👏🏼」と言われると思います(笑)。
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「悪くないけど良くもない」
日本語では「良くも悪くもない」と表現することが多いと思います。その場合「まあまあ」という意味合いがあると思いますが、スペイン語の場合もうちょっと強くネガティブな感情が伝わってきます。
以下の表現は全て「悪くないけど良くもない」という意味ですが、まずは残念感がつたわってくる感じです。
発音についてもちょっと詳しく説明してみました!
Pichí, pichá. ピチ・ピチャ
この「チ」の発音は日本語の「ち」と「し」の間ぐらいの音になります。英語のShの音に近い感じです。
Regulín, regulán. レグリン・レグラン
「リ」の音に気をつけてくださいね。スペイン語のLも英語のLと同じ。下を上の歯に近づける感じで発音します。もちろん言葉の最初のRは巻き舌で頑張って!
Ni fu, ni fa. ニ・フ・ニ・ファ
スペイン語のFの発音は英語似ているので、下唇の内側を優しく噛む感じで。
Así, así. アシ・アシ
スペイン語の「シ」の発音は日本語の「し」にならないように。あまり口を横に広げず、歯と歯の間から空気を押し出すようにします。練習したい人は口を窄めずに「す」と「い」をすこしずつつなげて発音するようにしてみてください。最後には一つの音になるようにしていくとできるようになると思います。
Así, asá. アシ・アサ
これもスペイン語の「シ」の発音にお気をつけを!
実践タイム
Regulín, regulán. (そんなにいい映画じゃない。どうでもいい感じ…と否定的な意味合いの方が強い。)
Ni fu, ni fa. (そんなに美味しくないけど食べれないわけでもない…みたいな意味合い。)
Así, así. (まあまあ…。でも、どちらかというとちょっと元気がない感じ。)
Así, asá. (まずくないけど、好んでは食べない…みたいな意味合い。)
おまけ
またもや”なんだそれ?”と思う、面白い表現。でも意味と使い方は以下の通り。そして、ちなみにアンダルシア地方(南部)特有の表現です(笑)。
言語は聞いて耳から学ぶことがすごく大事。”アンダルー”(アンダルシア人特有の話し方)も最初は分からなくても少しずつ耳を鳴らして行きましょう!
No ni na (ノ・ニ・ナ) ?
実は Naは “NADA”の略。だから本当は No ni náda。
でもアンダルシアでは発音は「ノ・ニ・ナ」!
スペイン語の難しさ・面白さがこの3つの言葉に詰まっています。
すごくわかりにくいのですが、文法の面からはトリプルネガティブ、「3重の否定」から成り立っているそう。
それこそ なんだそれ?ですよねー。
結局は「もちろん」とか「あたりまえ」という意味合いになって、物事や状況を肯定するときに使うと思っていれば大丈夫です!
使用例
No ni na! ”本当にうまい!”(という意味の肯定) No ni na! ”本当に上手!”(という意味の肯定) ちなみに “Anda que no!” という表現も“No ni na” と同じように使えます。 こちらの表現も結構アンダルシア特有なのですが、“No ni na”よりはスペイン全体の皆さんに伝わるはず。 あなた南部の人でしょ?とか言われたりするかもです(笑)。 ということでアンダルシア以外のところでは“Anda que no!” を使ってみてください! ここ数日間、マドリッド周辺や北の方やカタルーニャでは、雪がガンガン降っています。こちら南部は免れていますが、それでも… Que frio hace, no? (すんごい寒いよね?) No ni na! (まじ寒っ!)
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Pichí, pichá. (もっと良いスピーチが聞けると思ったのに…という残念感が伝わってきます。)